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セレクションに受かる子の理由3つ

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さんぺい
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こんにちは!さんぺいです。

今回は【セレクションに受かる子の理由3つ】というテーマで解説をしていきます。

ジュニア、ジュニアユース、ユース、町クラブ、Jクラブ、トレセンと色々なカテゴリー、クラブを見てきましたが、全選手が思っていることは「セレクションに受かりたい」ということだと思います。

私たちの年代の時にはジュニア、ジュニアユースのクラブチームと言ったら「読売クラブ」くらいしかなかったですから、サッカーのセレクションというのは高校くらいなものでしたので、今の選手に比べるとセレクションを受ける回数というのは少ないかもしれません。

私は幸いにもセレクションを受けずにスカウトされて入ったので、セレクションというのは県トレセン、地方トレセン(関東、関西、東北、東海など)の時の合同練習くらいだったかな~。

さんぺい
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とはいえ、セレクションを受ける側、セレクションを観る側として携わってきたので、実際にセレクションを観る側として、こんな選手はセレクションで受かりやすいという受かる選手の特徴を見ていきたいと思います。

セレクションで受かる選手の特徴とは?

膝でスライディングするサッカー選手のイラスト
さんぺい
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それではさっそく解説をしていきたいと思います。

サッカーIQが高い

サッカーのフィールドのイラスト

セレクションで受かる選手の特徴の一つ目は「サッカーIQ」が高い

要するに「サッカーをよく知っている」「戦術理解が深い」と表現される選手です。

具体的なことを言いますと

  1. ボールを持っていないとき(オフの時)の動き、準備
  2. ボールを持った時(オンの時)の判断

ができている選手というのはどんなレベルであろうと目立ちます。

例えば、

  • ボールがない時、周りの状況を見ているのか?
  • 適切なサポートができているか?(パスを出した後の動き、ボール保持者に対するサポート)
  • ボールが相手もしくは味方ボールになった時のトランジション
  • 地域での適切なプレー選択
  • ボール、味方、相手との関係性
  • プレの選択順位が適切か?
  • などなど

サッカーにおいて、ボールを運ぶ、止める、蹴るという技術は重要なのですが、「サッカーIQ」が高い=「サッカーをよく知っている」「戦術理解が深い」ということは、まず一番に重要視されることだと思います。

「サッカーIQ」にもレベルがあるのですが、「個人戦術」「グループ戦術」「チーム戦術」とかかわる人が増える、目的などで複雑さが増していきます。

とりあえずどのセレクションやスカウティングであっても、最低限「個人戦術」の理解が深くないとファーストチョイスにならない。ということは覚えておきましょう。

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さんぺい
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理由としては、2つあります。

個人技術がそこそこ高い選手は非常に多い」ということ。以前でしたら「ドリブルが上手い」「パスが上手い」ということで目立つこともあったかもしれませんが、今では普通にごく当たり前にいるということ。

そうなると違いはどこに出るかというと「サッカーIQ」=「個人戦術」

いくらドリブルが上手でも自陣から相手ゴールまでドリブルで抜いていくことはほぼ不可能ですし、それを選択しているということで「サッカーの理解度が低い」とみなされてもしょうがないと思います。

パスも同じくで、ゴールに直結するような判断のパスを出せるのが最良ですが、それができない場合、どのような意図、判断で出されたパスなのかが分かるパスを出せるのがセレクションで選ばれる選手です。

さんぺい
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以前、宇佐美選手が中学1年の時に大阪の知り合いが「ナショナルトレセンを見に行かないか?」と誘われ見学したことがあるのですが、年上の選手相手に「あ、そこ観てるんだ~」といったパスがバシバシ出てて感心したことを覚えています。ちなみにそのあとユースに飛び級になったんですよね~。しかしすごかった。
さんぺい
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後は久保選手。偶然小学生の時に川崎にいたころ見たことがあるんですが、ヤバかった。「これは間違いなく代表になるな」と思ったのを思い出します。そのあとバルサに行っちゃったけど、マー当然だろうなという感想でした。

二人とも技術はすでにすごくレベルが高かったのですが、「サッカーIQ」=「個人戦術」のレベルが高かった。

ドリブルしたら同年代の選手じゃなくて上のカテゴリーの選手だってお構いなしに抜き去っていましたし、パスも本当にそこが見えていたんだって、こっちがビックリするような、ドンピシャのパスをするし、トラップだってピタッと吸い付くように止めるから、ため息ばかり。

技術レベルも高かったけど、やはり目についたのは「サッカーIQ」=「個人戦術」のレベルの高さ。

ボールをもらう前にしっかりと周りの状況を見ているとか、味方がつらくなる前に適切なサポート位置に戻っているとか、ボール奪われそうなときにすでに切り替えができていて用意ができているとか、そういった状況判断が速くて適格なので他より目立つようになるんですよね。

そして、どうして「サッカーIQ」=「個人戦術」のレベルの高い選手が、セレクションに受かるのか?というと。

個人戦術のレベルを高めるためには、時間がかかるからです。

私のコーチ歴はジュニアユース年代が長かったので、ジュニアユース年代を例にしてみますと99%の選手が自陣100%、相手陣地70%、ペナルティーエリア50%という基本的なプレーの選択基準を理解していないです。

なので、自陣で無意味なドリブルを仕掛け、奪われてピンチを招いたり、ゴールへ向かっていい場面で向かわず、相手の守備の時間を作ってしまったり、といったプレーをする選手がほとんどで、ジュニアユースにも関わらず基本を学ぶ時間を作る必要があります。

これは、中学3年間という限られている時間の中では大きなロスとなります。

しかし、「サッカーIQ」=「個人戦術」のレベルの高い選手は、これがすでにできるのでさらに上のレベルのことに時間を費やすことができるのです。

ということは、技術はもちろんサッカーIQ」=「個人戦術」のレベルの高い選手が高い選手がセレクションで受かる選手になるということになります。

とはいっても理解しずらいと思いますので下記記事にチェック項目を参考までに書いておきました。あくまでもジュニア年代なのでジュニアユース、ユース、プロとさらに求められるものは多くなりますが、あくまでも参考までにこんなことを重視しているんだとわかってもらえると幸いです。

Jリーグ下部組織に入るにはセレクションで合格が必須?(小学生編) 今回は「Jリーグ下部組織に入るにはセレクションで合格が必須?(小学生編)」というテーマで解説をしていきます。 ...

特徴がある選手

円陣を組む人たちのイラスト(女性スポーツ選手)

次にセレクションで受かる選手の特徴の二つ目は、特徴がある選手

要するに「キャプテンシーがある」「早い」「強い」「高い」と表現される選手です。

具体的なことを言いますと

  1. チームでキャプテンをしている
  2. 身体能力が高い

という選手は選考書類の段階から目立ちます。

例えば、

  • 県ベスト4レベルのチームのキャプテンをしている
  • トレセンでキャプテンをしている
  • 闘える選手(プレーが荒いと闘うは別です)
  • 身長が高い(ジュニア160㎝、ジュニアユース180㎝)
  • 足が速い(50M:ジュニア7.5秒、ジュニアユース5.5秒)
  • 当たり負けをしていない(体幹の強さ)
  • などなど

「サッカーIQ」が高い=「サッカーをよく知っている」「戦術理解が深い」+身体能力の高さや特徴。というのを最近は求めるチームが多くなってきました。

皆さんはセレクション当日ですべてを決めていると思われるかもしれませんが、まず強豪チームがセレクションを行う前にするのが、大会など試合のスカウティング→できるならば本人、家族と話(※この時点で決まる選手がほとんど)→書類選考→セレクション。というのが実際の流れです。

ジュニアですと最近では県リーグもやっていますから、ジュニアユースクラブの関係者が、上位リーグの試合のスカウティング、全国大会規模の大会の県大会ベスト16位からの試合のスカウティング、トレセンのスカウティングを行いに来る。というのが一般的な流れになります。

ジュニアユースですと早い選手は中学2年の夏ごろから高校、ユースクラブのスカウティングの方が挨拶に来られます。こうした選手は中学3年の1月くらいには進学が決まっている状態でした。

なので、身体能力の高い選手は目立ちますので、スカウティングの目に掛かりやすいということが今までの経験上言えることです。

また、意外と思われるかもしれませんが、身体能力に恵まれていなくてもキャプテンシーのある選手は非常に評価が高く、技術的に上の選手よりも早く進学が決まったり、セレクションで受かったりということが多々ありました。

書類選考の時点でも高評価だというのはいうまでもありません。

さんぺい
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書類選考で高評価だと何がいいのか?

セレクションで注目されるという点で得をします。まずチーム分けですが、同じくらいのレベルの選手で振り分けるのが一般的です。もちろん希望ポジションも振り分けます。

そして、対戦チームも同レベルで行うのがセレクションの一般的なやり方。ですから高評価であればレベルの高いチームに振り分けられる可能性が高いです。

なので、「セレクションで点も取ったし、活躍したのに落ちた」というのは最初からレベル分けされていたからだということを知っておいたほうがいいです。

チーム分けでレベルの低いチームで活躍してもセレクションでは受かりません。

残酷な話ですが、全国トップレベルの高校になりますと、「監督、コーチがまったく観ていないチーム」と「監督、コーチがしっかり見ているチーム」がはっきりわかるくらいになっていることが多々あります。

さんぺい
さんぺい
「では、なんでセレクションをするの?」という質問があると思いますが、それには理由があります。

いくらスカウティングをしっかりしていたからといっても取りこぼしや発掘ミスというのはあります。それを無くさないようにしようとしているのがセレクションなのです。

といっても、それはJクラブの下部組織、強豪チームのことで、中堅クラスになると最初からセレクションで選ぶのが普通です。とはいえスカウティングはしっかりしますが。

技術力が高い

ゴールが決まったイラスト(サッカー)

次にセレクションで受かる選手の特徴の三つ目は、技術力が高い選手

要するに「ドリブル」「キック」「トラップ」「タックル・チャージ」の能力が高い選手です。

具体的なことを言いますと

  1. 一人で突破ができる
  2. 低い弾道の正確なロングキックが両足もしくは利き脚で蹴れる
  3. 的確なボールコントロールができる
  4. 相手からボールを奪うことができる

という選手は目立ちます。

例えば、

  • ゴール前で5人の選手を抜き去りシュートを決める
  • センターバックの位置からFWへロングフィードができる
  • ボールコントロール一つで相手をかわすことができる
  • 一対一でのボール奪取が強い、もしくは、簡単にかわされない
  • などなど

技術力が高いだけでなく、必要な場面で使える選手。

コーンを相手にドリブルで抜けても、試合でまったく役に立たないのであればそれは意味がありません。

ロングキックを蹴れても、蹴るべき場面で蹴れて、正確でなければ「ただ蹴っている」と評価されてしまうでしょう。

トラップができるといっても、相手のプレッシャーが少しでも強くなるとミスをするようでは、話になりません。

最近ではDFをおろそかにする選手が多くいるので、一対一の場面で容易に抜かれてしまったり、粘れる選手というのが少ない気がします。

さんぺい
さんぺい
多くの選手が技術について勘違いしているのですが「試合で使えない技術は技術ではない」と私は常々思っております。

上に書いた例の技術は実際にいた選手たちですが、その選手たちは各年代代表に呼ばれたり、全国でも有名な高校のレギュラーになったりした選手たちが持っていた技術です。

彼らはのすごいところは「試合で使える本当の技術を持っていた」ことで、地味ではありますが練習で自分のストロングポイントをしっかり把握し磨いていたからこそ使えるようになったと思います。

先ほども書きましたが「そこそこの技術を持った選手はたくさんいて」「試合で使える本当の技術を持っていた」選手というのは数少なく、そのことに気が付かないで終わってしまう選手が多いなと残念に思っています。

セレクションで受かるためにやっておく事

いかがだったでしょうか?セレクションで受かる選手の特徴についてはだいぶイメージできたんではないかと思います。

さんぺい
さんぺい
では、セレクションで受かる選手になるために、すぐに自分で出来ることについて解説したいと思います

サッカーIQを高める

スポーツ観戦のイラスト「テレビでサッカー観戦」

「すぐにできることは、サッカーIQを高めることです」そして、最短なのは、「サッカーの試合を観ること」

え!?と思われると思いますがこれに限ります。

「良い眼を養う」ために「サッカーの試合を観る」のが最上の方法です。

時間がかかるといったじゃないといわれるかもしれないですが、サッカーの試合を観ている子と観ていない子では全く違ってきます。

といっても「見る」ではなく「観る」

多くの選手が「YouTubeなどで動画を見てます」と言いますが・・。それって意味ないです。

なぜなら「得点シーン」「上手いパスが出たシーン」「かっこいいシーン」ばかり。ということはそこまでに至った流れや前後の動きや判断というのが欠如しているので、「サッカーIQを高めるのに必要な眼が養えません!!

観るときのポイントですが

  1. 初めから最後まで観る
  2. 自分のポジションと同じ選手のオン・オフの動きを観る
  3. 自分のポジションと同じ選手がなぜそのプレーの選択をしたのかを考え理解する

といったことができればある程度、頭では理解したといっていいでしょう。あとは試合や練習でイメージをもってプレーをし実行すること。この繰り返しです。

出来るならば、スタジアムで実際の試合を観戦しながら観たほうが良いですが、そうすると費用も時間もばかになりませんし、まだ目が養えていないので見逃すことも多々あるでしょう。となるとただ「見ただけ」でまったく「サッカーIQが高くならない」という結果を招くことに。

さんぺい
さんぺい
とはいえ、小学生、中学生にしっかり観ろというと逆効果なので、遠くからそっと見守ってあげてくださいね。上手くなりたくない選手もいないし、何よりセレクションに受かりたくないなんて決して思っていないですから。

オシムさんが日本にいらっしゃったときに、朝まで世界中のサッカーの試合を毎日観ていたというのは有名な話ですが、そこまでとはいかないですが、やはり多くの試合をはじめから最後まで見るというのはサッカーIQが高めるために必要です。

今はDAZNやWOWOWなどのビデオ・オン・デマンド・サービスでヨーロッパや南米、Jリーグなどがリアルタイムで見れますし、何度でも繰り返してみることができます。

多少金額はかかりますが、実際にスタジアムで観に行く時間、費用の節約、そして繰り返し見ることができるという利点があるので活用するのをおすすめします。

私の場合、以前はケーブルテレビでJスポーツ、WOWOWを契約していましたが、ヨーロッパリーグなどがやらなくなってしまったのでDAZNが中心です。ちなみにチャンピオンズリーグはWOWOWなので両方契約しています。

セレクションに受かる子の理由3つのまとめ

サッカーの監督のイラスト(スーツ)
さんぺい
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いかがでしょうか?セレクションで受かる子の理由と題して解説してきました。 

ポイントは3つ

  1. サッカーIQが高い
  2. 特徴がある
  3. 技術力が高い

以上3つ。

この中でも重要視されるのが「サッカーIQが高い」=「個人戦術」です。

技術が高い選手はそこそこいます。でも適切な場面で使える選手というのは思っているほど多くありません。

なぜなら「サッカーIQが高い」=「個人戦術」が低いからです。

なので、「サッカーIQが高い」=「個人戦術」を高めるということは、目立ちます。

サッカーセンスのある子ない子の見分け方とは?磨く方法は? 今回は【サッカー センスのある子ない子の見分け方とは?】というテーマで解説をしていきます。 サッカーセンス...

>>サッカーセンスのある子ない子の見分け方とは?磨く方法は?

特徴というのはパーソナリティーですから、対格差、持って生まれた瞬発力、キャプテンシーなどすぐに身につくものではないですし、いくら努力しても追いつかない部分はあります。

コミュニケーション能力が高いという選手もいますが、小学生年代ではなかなか自分で身に着けるというのは難しいと思います。

強烈な個を持っている選手というのは目立ちます。一つでいいのでしっかりとレベルが高いものにしておくことが、評価されることにもなりますので、サッカーが好き、サッカーが上手になりたい。という選手はそこを重視してほしいなと思います。

最後になりますが、セレクション情報を中心にお届けしていますが、セレクションって何なの?どうやったら受かるの?といったヒントになればすごく励みになりますのでうれしいです。

ではまた次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。