今回は【失敗しない中学サッカークラブチームの選び方ガイド】というテーマで解説をしていきます。
- 中学ではクラブチームでサッカーを続けたいけど何をポイントに選べばいい?
- 中学になってもサッカーを続けたいけど、クラブチーム、部活どっちがいいの?
といったことを感じたことがありませんか?
今回、サッカーのセレクションで【失敗しない中学サッカークラブチームの選び方ガイド】ということにフォーカスしていきますが、実際にクラブチームに入ってから後悔しないように実例も踏まえながら書いていきたいと思います。
(失敗談)中学クラブチーム選びでやってはいけないこと
長年コーチとしてかかわってきて「かわいそうに」と思ったことを少しお話しておきますね。
それは。
これは絶対に後々親子関係にも影響してきますのでよくよく考えたほうがいいと思います。
まず、クラブチーム選びで親御さんの意見が優先された場合。
- 強豪チームに入れる
- 親の意見に従わせるために説得する
この二つのパターンがあるでしょう。
親の意見で強豪チームに入れた場合の実例
強豪チームに入れるとした場合は「親の意見に従ういい子」になり、下手をするとコーチ、監督の意見を聞かない選手になって移籍を繰り返す選手になることがあります。
親御さんとチームの関係が良ければ非常にいいですが、反対の場合は最悪です。
選手もチームメイトとギクシャクしだすので練習でもいいプレーが出来ず、試合でも活躍できないので、最悪サッカーをやめるということにもなりかねないです。
実際、小学生年代で県トレセンにいたくらいの選手はこの傾向が強い気がします。
過去の栄光にとらわれるパターンです。
親の意見で説得されてチームに入った場合の実例
この場合、子供が成長をするに従い、「自分は違うところに行きたかった」という思いがふつふつと湧き上がることがあります。
そうなると親の言うことも聞かない、監督、コーチの話も聞かない自分勝手なふるまいが多くなるといったことが目立つようになり、チーム崩壊の元凶となります。
当然試合にも出れず干されるということになるので本人にとっても悪循環。
説得して入れた親御さんにしても今更やめろとも言えず。親子ともども後悔するということになりかねません。
サッカーのセレクションを受けるチームの選び方6つ
それではチームの選び方のポイントを6つ。
失敗しない中学クラブチームの選び方1:費用
実際問題このことが原因でクラブチームではなく部活を選択するという家庭もあると思います。
クラブチームでかかる費用としては
- 入会金
- 会費
- バス代(バス所有チーム)
- ウェア代(冬用込み)
- 合宿費用
- 交通費
といった項目が主なものになると思います。J下部、強豪チームでは、県外遠征、海外遠征は頻繁にあるのと、全国大会規模の出場した場合の費用なども考慮する必要があると思います。
その他に
- プロテイン
- シューズなどの用具
- 塾など学習費用
などを考えると家計的にはかなり大変だと思います。
失敗しない中学クラブチームの選び方2:場所や練習環境
J下部、強豪チームともなると練習環境が格段に違ってきます。
今はほとんどが自前の人工芝でフルコートというのはJ下部、強豪チームでは当たり前の基準といっていいでしょう。
しかし、強豪と言われるチームでもフットサルコートを運営していて、フットサルコートを使っているチームもありますので、一概にフルコートのほうがいいとは言えないと思います。
ただ、中学年代でしたら、出来るだけ自宅から近い練習場所というのは優先するべきだと個人的には思います。
理由として
- 遠くて練習時間い間に合わないので毎日遅れて参加するとなると練習時間も減る
- 選手自身の負担(体力、学力)といった面での負担
- 成長期に必要な栄養補給も十分な時間に獲ることが出来ず、大きくならない
といった結果を招くこともあるので注意しましょう。
特に、学力と栄養(食事)はこの年代では絶対避けれない問題。
失敗しない中学クラブチームの選び方3:チームカラー
チームカラーというと非常に曖昧で説明しにくいのですが、そのチームの基本としている戦術や特徴とみればいいと思います。
例えば
- 攻撃的なのか守備的なのか?
- ポゼッション重視なのか?カウンター重視なのか?
- 技術重視なのかフィジカル重視なのか?
そのチームの特徴が自分とフィットしているのか?ってかなり重要。
ジュニアユースだけでなく高校でもいえるのですが・・チーム成績だけで選ぶとえらいことに・・。気を付けてくださいね。
部活を選ぶとすると、この辺が選べないのですけど。クラブチームを選ぶ利点でもあります。
失敗しない中学クラブチームの選び方4:コーチや監督
これも重要。
だいぶ減ったというか・・・ま~ほぼないと思いますが、体罰は絶対ダメ。
後、罰で何かをやらせるのや根性論もナンセンス。
実際に練習や試合を観てみるって大事です。練習参加では見えないものが見えますから。
とはいえ、J下部だとなかなか機会がないんですよね~トレセンとかに入っていると機会もあるとは思うんですが・・・。
ただ、やはりレベルが上がればそれなりに人間性というのが問われるので、選手、監督、コーチ、フロントに現れます。
失敗しない中学クラブチームの選び方5:チームの評判
もし同じチームの上級生などで行きたいなと思っているクラブに通っている人がいたら聞いてみるのが一番だけど、その選手がどうしているのかだけでも知ると、かなりわかります。
もし、やめていた場合。何らかの問題が起きていた可能性が大。
それが選手の問題なのか?チームの問題なのか?まではつかめないですけど、辞めるってことは問題がないと辞めないです。
また、いいチームって色々人によって違うと思いますが、「選手がいい顔してサッカーしている」チームはいいと思います。選手同士はライバルでもありますが、上に行けば行くほど人間性を見られるので・・・。結構参考になりますよ。
ネットの評判というのはあくまで参考程度にした方がいいと思います。というのも書き込み自由であればどんな風に書いても自由ですから。
意図的に悪い評判を流すということもありますし(実際ありもしないことをネットに掛かれたことがあるチームを知っていますし、誹謗中傷していた人を特定したこともあります。なんと同じ地域の監督でした。唖然としましたけどね。)
失敗しない中学クラブチームの選び方6:子供の意見を尊重する
もし、お子さんに質問した場合に「う~ん・・・」といった言葉にできないんだけどなんとなくフィーリングでいまいちと思っているようなことがあればやめたほうがいいです。
語彙力がないので説明しずらいそぶりを見せている時は絶対やめたほうがいい。
その反対に心から楽しい、入りたいといった素直な意見が出た場合は尊重してほしいと思いますし、自分で調べて決めて参加したのなら、たとえレギュラーに慣れなくても努力して頑張れるお子さんになると思うので応援してほしいです。
なんといっても、サッカーをしていて楽しいという感覚は大切にしてほしいと思います。
失敗しない中学サッカークラブチームの選び方ガイドまとめ
チーム選びを6つ紹介しましたが、実は練習会に参加するのが一番!!
色々とHPなどネットからでも情報は得ることができますが、生の情報というのが一番。
実際に連絡して対応がどうなのか?話してみてどうなのか?これって大事。
そして、数多く参加できればしてみる。
練習会がなければ、練習場で練習を見学したり、試合を見学して実際どのようなクラブなのかをしっかり観察するのがいいと思います。
子供って大人が思う以上にしっかりしてますし、自分が決めた場合は約束を作らなくてもちゃんとやるものですよ。
ということで「失敗しない中学サッカークラブチームの選び方ガイド」をお伝えしてきました。少しでも参考になればうれしいです。
ではまた次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。